トランスポンダーについての疑問。クローンと追加登録の違いとは?
2015/04/19
イモビライザーの合鍵は、キーラインの884ディクリプターで簡単に作る事ができます。
この場合の合鍵とはクローンです。お客様のカギをクローニングします。
クローンと追加登録の違いについて、理解しきれていない方もいらっしゃると思いますので、今回は、そのことについて少しまとめてみます。
クローンと追加登録、ずばり、そのもののイメージ通りの解釈で大丈夫です。
○クローンは同じものを作る。
○追加登録は別のものを追加する。
クローンとは、今存在しているカギと全く同じものを作る。コピーですね。
この場合は、そのものをコピーするので、「A」から「A」を作ります。
「A」はすでに車体にトランスポンダーの登録がされているので、クローンの場合は、車側への登録が必要ないのです。
なので、keyline884でイモビライザーの合鍵を作る場合、
基本的には、お客様がカギだけもってきても、その場で複製(クローン)して、お客様にお渡しして、お客様は家に帰ったらそのまま複製されたカギでエンジンをかけることができるのです。
どう簡単でしょ?
と、まぁ、884やそれ以外のクローニングマシンの中には、ホンダなどに使われるPH20(ID46)というタイプに関して、クローンの手順の中で実際に車が必要なものもありますので、100%とはいえませんが、そのタイプでなければ、このようにその場に車がなくても、登録してエンジンをかけることができるのです。
反対に、追加登録は、車に「B」というカギを追加で登録します。
なので、車が必要なこととメーカーによっては、メインキーと呼ばれるものが基本的には必要になってきます。
専用の機械を使って、車をカギの追加登録モードにして、新しい鍵を覚えさせるというやり方です。そのため、追加登録は、車が必要になってきてしまいます。
車には、カギを登録できる本数(厳密には種類数)が決まっています。4つのタイプのトランスポンダーのコードしか登録できないという感じです。
なので、[A][B][C][D]とすでに登録されている場合、追加登録が不可能になります。
上記のクローンであれば、ここから[A]をつくるので、本数は、何本でも複製できますが、追加登録になると、車種にもよりますが、1,2本追加可能という具合になります。
ただし、クローンと違って、最初からイモビライザーのコードを持ったカギを登録するので、
例えば884の場合TK100にしかクローンのデータは書き込めませんが、トラスんポンダーのコードを持った純正のカギを登録することも可能になります。
お客様のニーズや用途によって使い分けるという方法もありますが、
個人的には、車のデータに何も残らないクローンが安全で簡単かなと思ったりしています。
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